東海技術センター
「環境」「製品開発・品質」「土木・建築」の3つの分野のサービスに対応した、東海地域を中心に環境保全や製品品質管理をおこなう中核機関。
おすすめポイント
ポイント1 | スタッフの経験が豊富 |
ポイント2 | 調査・分析など個別依頼も可能 |
ポイント3 | 創立から50年以上 |
基本情報
有資格者 | ・特定建築物石綿含有建材調査者 ・一般建築物石綿含有建材調査者 ・アスベスト診断士 ・石綿分析技術評価事業認定分析者 |
分析方法 | JIS A 1481-1 JIS A 1481-2 JIS A 1481-3 JIS A 1481-4 JIS K 3850-1 |
設立年 | 1971年 |
営業時間 | 平日8:45~17:45 |
問い合わせ方法 | 電話・メールフォーム |
所在地 | 〒465-0021 愛知県名古屋市名東区猪子石2丁目710番地 |
東海技術センターへのアクセス
東海技術センターは、1971年に国内初の公害防止の測定分析機関として愛知県で発足した、東海地区の環境改善や企業の改善・向上をサポートする一般財団法人です。具体的には環境アセスメントや環境保全のための調査、測定分析や工業製品の品質管理試験、測定分析・環境保全に関する技術者養成など幅広くおこなっています。
そこで今回は、東海技術センターについての口コミや評判についてご紹介します。
東海技術センターの特徴①東海技術センターの強み
東海技術センターは1971年に創立されて以来、業務に対する厳正な姿勢が高く評価されています。そこでここでは、東海技術センターの強みについていくつかご紹介します。
第三者機関としての公平性
東海技術センターは特定の企業や団体に属さない第三者機関として、公平性が高いと評判です。さらに「品質保証室」と呼ばれる専務直轄のコンプライアンス組織があり、報告書に少しでも不備があれば速やかに指摘するなど、かなり厳正な体制をとっているのでさまざまな取引先から信頼されています。
また東海技術センターでは、「測定」「分析」「試験」まで幅広いサービスを一貫しておこなっています。実はこれだけ多くの業務の分析機関を実施するところは全国的にも少なく、東海技術センターはひとりひとりの取引先のニーズに応えられるのが魅力といえるでしょう。
専門性を活かした正確なデータ
東海技術センターは、環境対策や製品の品質向上に向けた独自の専門性を追求した正確なデータを持っており、徹底した精度管理のもとさまざまな場所に提供しています。
とくに「アスベスト調査・分析」においては不動産取引や日常使用における維持管理、解体・改修工事に伴う飛散防止対策、廃棄物の適正処理に関わるアスベストに対応しておりかなり力を入れています。
調査方法も書面による調査のみならず、現地調査や採取試料、大気中のアスベスト濃度測定まで幅広くおこなっているのです。さらに、東海技術センターではより正確な分析結果を提供するために、日々技術講習会や認定試験などへの積極的な参加や有資格者・複数人体制によるクロスチェックを徹底しています。
企業のニーズに対応したサポート
東海技術センターは、営業の人間だけではなく技術の人間も直接やり取りをする場面が多いことから、より企業の細かいニーズに応えられます。また営業戦略と低コスト戦略を双発エンジンとして、あらゆる顧客から信頼されているのです。
さらに最近では、一般財団法人として地域の環境保全への取り組みを支援するとともに、企業としても環境に配慮した取り組みを積極的におこなっています。具体的には産業廃棄物の管理や減量化、環境に配慮した購買品の調達、サステナビリティへの取り組みなどです。
業界パイオニアとして技術者を育成
東海技術センターは、産業公害防止のための専門の測定分析機関として技術力の研鑽に日々励み、最近では技術者の育成や積極的な技術発表にも力を入れています。
ほかにも外部組織が実施する制度管理のための技能試験にも参加しており、自社だけではなく外部にも認められる組織として成長し続けています。
東海技術センターの特徴②多種多様なサービスに対応
東海技術センターでは「環境」「製品開発・品質」「土木・建築」の3つの分野で多種多様なサービスに対応しています。そこでここでは、東海技術センターが実施するサービスについて詳しくご紹介します。
環境をキーワードとしたトータルなサポート
東海技術センターでは、企業の産業活動に伴う公害防止や環境改善を目的に水質・土壌・大気などの調査や分析、測定分析などに幅広く対応。具体的には、水質分析・土壌分析・PCB分析・臭気測定・アスベスト調査分析・騒音・振動測定・水道水質分析・農薬分析・放射線・放射能測定・産業廃棄物の分析・作業環境測定などをおこなっています。
水質分析ではスピンドル・ローターと呼ばれる回転子を液体に浸したB型粘度計を使用した分析や、臭気測定ではガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)とにおい嗅ぎGC/MSを使用した「におい試験」を実施しています。
ほかにも東海技術センターでは、ICP発光分光分析(ICP-OES)・ ICP質量分析(ICP-MS)やバルブシステム型GCシステムの導入などといった、これまでのノウハウを活かした分析方法を用いてあらゆる企業のニーズに応えているのです。
製品に関する正確なデータ把握
東海技術センターでは、工業製品の安全性の確保や品質改善・品質向上のために、製品に関する正確なデータを把握する試験や分析もおこなっています。
具体的には、環境負荷物質の成分分析・車室材料のVOC測定・シックハウス測定・溶融スラグの品質試験・リサイクル資材の認定・未知物質の同定・臭気原因物質の究明・遮音性能試験工業製品・原材料の成分分析などを実施しています。
有害化学物質分析については高い技術力を提供することで、各会社が掲げるSDGsの達成やグリーン調達をサポートしているのです。未知物質の定性・定量分析については、「高分解能精密質量装置」と呼ばれる試料中の未知物質の分析に特化した分析装置を使用することで、製品間の品質差の原因推定や有機化合物の増減の把握を実現しています。
正確なデータの把握は、製品そのものの安全性を高めるのに必要不可欠な要素なので、東海技術センターはさまざまな企業から厚い信頼を持たれています。
建設材料に関するさまざまな試験を実施
東海技術センターでは公正・公平な第三者機関として、土木や建築分野における建設材料の強度や劣化原因の調査、分析などもおこなっています。
具体的には、リサイクル材料の試験・コンクリート構造物試験・土質試験・建築材料性能評価や、コンクリート材料試験・金属材料試験・ホルムアルデヒド発散建築材料の評価などです。
東海技術センターでは、土構造物の材料試験や地質調査、基礎地盤の地耐力調査に至るまで土質試験や地質調査を幅広くおこなっています。ほかにも、土壌汚染や化学成分・腐食性評価・堆肥成分・土壌養分試験といった化学試験にも対応可能です。
とくに産業廃棄物の分析では、アスベスト調査や分析もおこなっており、不動産取引や解体・改修工事に伴う飛散防止対策などにもつながります。東海技術センターでは企業のニーズに合わせた分析や調査に対応してもらえるので、気になる方はまず問い合わせてみてはいかがでしょうか。
まずは問い合わせてみよう!
今回は、東海技術センターについての口コミや評判、事業内容などについてご紹介してきました。東海技術センターは、測定分析機関として50年以上にわたって専門性や公平性、技術力をもち第三者機関として確かな実績を維持し続けている一般財団法人です。
「環境」「製品開発・品質」「土木・建築」の3つの分野のサービスに対応しており、企業のさまざまなニーズに合わせた分析や試験を日々実施しています。今回の記事を見て興味を持った方は、東海技術センターの公式サイトから問い合わせてみてください。
よくある質問
- 分析に必要な試料量はどのくらいですか?
- 目安は以下の通りだそうです。
外壁、仕上げ塗材・・・大さじ1~2杯分
吹付材、保温材・・・ゴルフボール2個分
成形板・・・5cm×5cm
【注意点】
①試料は建材種類ごとに違う袋に二重にする。
②目安の量に満たない場合でも分析可能な場合もあるそうです。
③大きすぎる試料(A4以上)は必要量以外は返却。
- どのように依頼すれば良いですか?
- 【自身で試料採取し、分析のみ依頼の場合】
東海技術センター様式の依頼書を記入し、セントラルラボ(本所)へ郵送または持ち込んでくださいとのことです。
【試料採取から依頼の場合】
お問い合わせフォームからの連絡もしくは電話をしてくださいとのことです。
- 依頼書の書き方がわからないのですがどうすれば良いですか?
- お気軽にお問合せくださいとのことです。
窓口まで持ち込む方は、窓口担当が丁寧に説明しているそうです。
- 分析方法の違いを教えてください。
- アスベスト分析は定性分析と定量分析に分かれるそうです。
定性分析(JIS A1481-1, JIS A1481-2)・・・アスベストの有無を確認
定量分析(JIS A1481-3, JIS A1481-4, JIS A1481-5)・・・アスベストの含有率を確認
【JIS A1481-1】
実体顕微鏡と偏光顕微鏡を使用し分析。
アスベストの有無、種類、含有層、推定含有率がわかるそうです。
層別分析が可能であり、含有層が特定できるため除去方法の選定にも役立つとのことです。
※ISO22262-1に相当
※指定が無い場合はJIS A1481-1で分析を実施。【JIS A1481-2】
位相差・分散顕微鏡とX線回折装置を使用して分析。
アスベストの有無、種類がわかるそうです。
検体を全層粉砕した試料で分析するため、含有層の特定。
JIS A1481-1に比べて分析費用・日数がかかるそうです。【JIS A1481-3】
X線回折装置を用いてアスベストの含有率を算出。
定性分析でJIS A1481-2を実施した場合に適用される方法。【JIS A1481-4】
偏光顕微鏡を用いてアスベストの含有率を算出。
定性分析でJIS A1481-1を実施した場合に適用される方法。
JIS A1481-3, JIS A1481-5に比べて分析費用・日数をかかるそうです。
※ISO22262-2に相当【JIS A1481-5】
X線回折装置を用いてアスベストの含有率を算出。
定性分析でJIS A1481-1を実施した場合に適用される方法。
※ISO22262-3に相当
- どの方法で依頼するのが良いですか?
- 定性分析のみの依頼であればJIS 1481-1、
定量分析まで依頼であればJIS A1481-1⇒JIS A1481-5で依頼することで、
安価で迅速に精度良い結果を提供するとのことです。
- 混合試料を分析できますか?
- できないそうです。基本的に建材種ごとに分析を行うとのことです。
-
引用元:https://kankyoukougai.jp/description/asbestos/
アスベスト調査専門業者のため、公平で精密な調査が魅力!
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