尾北環境分析は愛知県小牧市の会社であり、愛知県の認可を受けて計量証明事業・作業環境測定機関として事業を営んでいます。アスベスト調査をはじめとするさまざまな作業環境調査・測定や環境改善対策を実施しており、美しい環境を未来へつなぐことを重視しています。今回は尾北環境分析について解説するため、ぜひ参考にしてください。
測定・分析をとおして美しい自然環境を後世へつなぐ
尾北環境分析では、測定や分析によって自然環境を守り、美しい自然を後の世代へと引き継ぐことを重視しているのが特徴です。1979年の創立より44年以上の歴史の中でお客さんからの信頼・実績を勝ち取っており、年間の測定・分析件数は3,000件にも及びます。
また、調査エリアは日本全国を対象としているため、国内であればどの現場でも依頼が可能です。保有資格は21資格、さらにISO14000も取得しており、測定や分析に使用する設備が充実しているのも魅力です。ここでは、尾北環境分析の環境への考え方や取り組みについて詳しく解説します。
尾北環境分析の取り組み
地球環境の問題と聞くと壮大なテーマのように思えますが、実際は身近な問題に着目することをきっかけとしてさまざまな目線から問題解決の糸口を見つけることが可能です。たとえばゴミ1つを取っても、ゴミが出てきたのはどこからか、このあとどこでどのように処分されるのかなどを考えることで、地球環境の問題へとつながっていきます。
尾北環境分析では測定・分析の業務を通してさまざまな企業の現場環境の整備に貢献することで、地球環境問題を解決するための研究やサポートに取り組んでいます。具体的な取り組みとして挙げられるのは、水質分析や土壌・産廃分析、大気・排ガス分析、騒音・振動測定、作業環境測定などです。
環境改善機器の販売
尾北環境分析では、環境改善機器の販売にも携わっています。販売製品には「ケムトリくん2」や「局所排気装置」が挙げられます。ケムトリくん2とは、超微粒子を99%以上除去する性能に優れたフィルターが搭載されている環境改善機器です。世界の中でも特に環境規制に力を入れているドイツで開発されており、大量輸入によるコストカットで、ハイスペックでありながらコストパフォーマンスのよさも叶えています。
また、局所排気装置はガスや有機溶剤などの有害物質を取り込んで排出するための装置です。吸い込み口からの吸引で気流を生み出すことにより、ガスなどが室内に広がることを防ぎます。
環境配慮塗料の販売
尾北環境分析では、環境にやさしい塗料の販売も実施しているのが特徴です。バイオ樹脂や水系塗料の活用により環境だけでなく人にもやさしい空間を生み出し、人々の健康的な生活に貢献しています。
尾北環境分析の環境方針
尾北環境分析では、計量証明機関として環境を科学することを通じ、よりよい環境づくりに尽力しています。尾北環境分析の環境方針と具体的な取り組みは以下の通りです。
エネルギーの効率利用
持続可能な資源の利用や気候変動を緩やかにすることなどを目的として、環境汚染対策はもちろん、事業活動におけるエネルギーの効率利用に取り組むことを目指しています。さらに、環境パフォーマンスの向上を目指して事業に取り組み、システムの見直しを通して継続的改善のため尽力しています。
社内での周知徹底
尾北環境分析では、エネルギーの効率利用をはじめとする環境方針の内容を社内および関係会社に徹底周知し、理解と協力を求めて取り組んでいるのも特徴です。
従業員全員が高い意識を持って働くことでお客さんの信頼を勝ち取れるだけでなく、会社としての健全な成長を目指せます。また、事業に関連する協定や法規制、自主行動基準を必ず順守することも重視しています。
建材中の石綿含有調査・分析
尾北環境分析では、石綿の含有調査や分析にも対応しているのが魅力です。石綿はアスベストとも呼ばれており、肺がんなどの健康リスクが問題となったことで現在は製造や使用が禁止されています。
現場での石綿含有調査をはじめとする作業環境測定の結果が悪かった場合において、具体的な環境改善対策として挙げられるのは環境配慮型溶剤の使用です。作業環境測定の結果がよくなかった場合には、現場の環境を改善するための環境配慮型溶剤を使用するのが有効ですさらに、局所排気装置によって現場で働く作業者が有害物質を吸い込まないよう対策しています。
そのほかにも、微生物研究による環境調査や、排水処理場の設計・施工やメンテナンスサービスの提供、ケムトリくん2の販売などを通して、現場を美しい環境に保つことを目指しています。
まとめ
今回は、尾北環境分析の特徴や魅力、具体的な環境改善への取り組みなどについて詳しく解説しました。尾北環境分析は現場環境に関する測定・分析を通して美しい自然環境を守ることを大切にしており、年間3,000件の測定・分析を担う歴史ある会社です。石綿含有調査や分析のほか、水質分析や大気・排ガス分析、騒音・振動測定などに対応しており、企業の現場環境整備に貢献しています。
尾北環境分析が掲げる環境方針として挙げられるのは、エネルギーの効率利用を通して、持続可能な資源の利用や気候変動の緩和実現を目指すことです。また、現場の環境調査結果が好ましくない場合には、環境配慮型溶剤の使用やケムトリくん2、局所排気装置の利用などで環境改善を図ります。
【FAQ】よくある質問
- 解体、改修工事を行う際は必ずアスベストの分析が必要なのでしょうか。
- アスベスト使用の有無を確認する事前調査が必要なようです。
解体、改修工事の受注者、自主施工者に事前調査(※)が義務付けられているようです。
※平成18年9月1日以降に新築工事に着手した建造物、又は改修増築工事に着手した箇所は対象外
- アスベストはどこにどのようなものが使用されていますか。
- アスベスト含有建材は、住宅や倉庫では外壁、屋根、軒裏等に成形板として、ビルや公共施設では梁・柱の耐火被覆、機械室等の天井・壁の吸音用等に吹付け材として使用されており、以下に大きく分類されるようです。
・鉄骨の耐火被覆材、機械室等の吸音・断熱材、屋根裏側や内壁などの結露防止材としての吹付け材
・鉄骨の柱、梁等の耐火被覆成形板
・天井等の吸音・断熱及び煙突の断熱としての断熱材
・天井・壁・床の下地、化粧用内装材、天井板、外装材、屋根材等の成形板
・その他、建材以外でも自動車のブレーキ、高圧電線の絶縁材、各種シーリング材等
- 定性分析と定量分析の違いは何ですか。
- 定性分析はアスベスト含有の有無を調べる分析、定量分析はアスベストの含有率を調べる分析になるようです。
- 定性分析でアスベストが検出されたのですが、定量分析を行う必要はありますか。
- 定性分析でアスベストが検出された場合、規制値の0.1%を超える可能性が非常に高いようです。アスベスト含有建材として適切に処理するのであれば、必ずしも定量分析を行う必要はないとされているようです。
ただし、建材、製品を処分する際に処分業者から定量分析を求められるケースもあるようです。
- アスベストが使用されている場合、どうしたらよいですか?
- 除去、封じ込め、囲い込み等の措置などが必要になるようです。
- エアコンを新規に設置するためにダクトの穴を開けるのですが、アスベストの事前調査は必要ですか?
- 始めに、工事対象となる建築物の着工・建設した日が、2006年(平成18年)9月1日以降であるかを確認するようです。着工・建設した日がそれより前の建築物に関しては、設計図書等で穴を開ける外壁等の材料に、アスベストが含まれているか否かを調査する必要があるようです。
尾北環境分析の基本情報
会社名 | 尾北環境分析株式会社 |
住所 | 環境分析センター:愛知県小牧市大字舟津字柏瀬116番地1 |
電話番号 | 0587-57-0701 |
アスベスト調査・分析業者の比較ポイント