愛研は愛知県名古屋市に本社を置く環境分析機関です。環境計量士や作業環境測定士、公害防止管理者などの有資格者が多数在籍しており、高い精度の調査・分析を実現しています。今回は、愛研が選ばれる理由や精度向上のための取り組みに加え、愛研で対応可能なアスベスト調査の種類などを詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
有資格者による高精度な測定・アドバイス
愛研は安心・安全な環境の確保を目指し、アスベスト調査をはじめとするさまざまな調査・測定に取り組んでいます。環境に関する測定分析については、法律やJISの規定などによりさまざまな規格とルールがつくられているため、規格を満たした上で適切な作業を実施することが必要です。
対応できる測定・分析の範囲や結果の精度などは企業によってまちまちであり、設備のスペックや所有する台数、種類などによっても大きく異なります。ここでは、愛研が高精度な測定・分析や的確なアドバイスの提供を実現し、多くのお客さんに選ばれている理由について詳しく解説します。
豊富な設備の所有
愛研が所有する環境測定・分析のための設備は40種類です。台数にして100台にものぼり、基本となる法定項目はもちろん、さらに高度な分析に至るまで、さまざまな測定に対応することが可能です。
現場の環境測定を実施する目的はお客さんによって異なります。それぞれの目的にもっとも適した設備を利用することで、ニーズを満たす測定結果を提示しています。具体的な保有設備として挙げられるのは、オートアナライザーやガスクロマトグラフ質量分析装置、蛍光X線装置、偏光顕微鏡などです。
経験豊富なプロによる測定
愛研は環境分析に携わって40年以上の歴史を誇る企業であり、これまで多くの実績を作り上げてきました。現場調査の方法は、周辺環境や調査を行う目的などによっても異なります。
愛研では、40年の間で培ったノウハウを活かして現地の状態や目的に合わせた調査方法を提案し、資格を持つプロのスタッフが分析を実施しているのが魅力です。さらに、調査の結果を受けて何らかの対策が必要であると判断される場合には、改善のためのアドバイスやアフターフォローも実施しています。
品質マネジメントシステム「ISO9001」を取得
愛研は品質マネジメントシステムである「ISO9001」を取得しています。詳しい内容は以下の通りです。
ISO9001とは
ISO9001は、製品・サービスの質を常にキープすることで顧客満足度を向上させるマネジメントシステム規格です。取得できる企業に業種の縛りはなく、どのような組織でも取得できます。愛研はISO9001を取得しており、当システムによって環境分析を実施することにより、サービスの品質を保持しています。
測定・分析の質を向上させるための取り組み
愛研では、環境分析の質を向上させるための工夫として、環境省などが主催している外部精度管理試験への参加を続けているのが魅力です。外部精度管理試験とは、試験に参加する検査機関が同じ試験品について測定することで、それぞれの検査の精度や質の高さをチェックするための試験です。
自社の検査能力や精度を客観的に知れるため、よりクオリティを上げるための対策を取れるのがポイントとなります。愛研は外部精度管理試験に積極的に参加することで、検査能力の客観的評価と精度の維持・向上を目指しています。
愛研で対応しているアスベスト調査
アスベストは石綿とも呼ばれており、繊維が非常に細いことから熱や摩擦にも強く、耐久性に優れた素材です。そのため、従来まではさまざまな建築物において建材や断熱材、摩擦材などとして利用されてきました。
しかし、アスベストは肺がんなどの健康リスクが高いことが明らかとなったため、現在では製造や利用が全面的に禁止されています。さらに、建築物の解体や改修にともなう工事を実施する際には、アスベスト含有建材が含まれているかどうかを必ず調査する義務が定められています。
愛研では、解体・改修工事前のアスベスト含有有無の調査が可能です。対応しているアスベスト調査の内容は、建材中のアスベスト分析に加え、工事前のアスベスト含有建材の有無や種類を調べるアスベスト事前調査、工事中に飛散したアスベストの量を調べる気中アスベスト調査の3種類があります。
愛研が実施しているアスベスト調査への取り組みは、SDGsにおける「すべての人に健康と福祉を」「住み続けられるまちづくりを」の2つの項目で役立っています。
まとめ
今回は、愛研の特徴や魅力、具体的な取り組み内容などについて詳しく解説しました。愛研では環境分析としてアスベスト調査や水質調査、土壌汚染調査、大気汚染調査などのさまざまな調査に対応しています。どのような調査にも対応できる豊富な設備と長年の経験やスキルを活かしたプロによる測定で、多くのお客さんに選ばれる精度の高さを実現しています。
また、品質マネジメントシステムであるISO9001を取得しており、測定の質を向上させるために外部精度管理試験にも積極的に参加しているのが魅力です。愛研で対応しているアスベスト調査には、建材中のアスベスト分析のほか、アスベスト事前調査や気中アスベスト調査が挙げられます。アスベスト調査を検討している人、環境分析機関を探している人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
【FAQ】よくある質問
- 解体、改修工事を行う際は必ずアスベストの分析が必要なのでしょうか。
- アスベスト使用の有無を確認する事前調査が必要なようです。
解体、改修工事の受注者、自主施工者に事前調査(※)が義務付けられているようです。
※平成18年9月1日以降に新築工事に着手した建造物、又は改修増築工事に着手した箇所は対象外
- アスベストはどこにどのようなものが使用されていますか。
- アスベスト含有建材は、住宅や倉庫では外壁、屋根、軒裏等に成形板として、ビルや公共施設では梁・柱の耐火被覆、機械室等の天井・壁の吸音用等に吹付け材として使用されており、以下に大きく分類されるようです。
・鉄骨の耐火被覆材、機械室等の吸音・断熱材、屋根裏側や内壁などの結露防止材としての吹付け材
・鉄骨の柱、梁等の耐火被覆成形板
・天井等の吸音・断熱及び煙突の断熱としての断熱材
・天井・壁・床の下地、化粧用内装材、天井板、外装材、屋根材等の成形板
・その他、建材以外でも自動車のブレーキ、高圧電線の絶縁材、各種シーリング材等
- 定性分析と定量分析の違いは何ですか。
- 定性分析はアスベスト含有の有無を調べる分析、定量分析はアスベストの含有率を調べる分析になるようです。
- 定性分析でアスベストが検出されたのですが、定量分析を行う必要はありますか。
- 定性分析でアスベストが検出された場合、規制値の0.1%を超える可能性が非常に高いようです。アスベスト含有建材として適切に処理するのであれば、必ずしも定量分析を行う必要はないとされているようです。
ただし、建材、製品を処分する際に処分業者から定量分析を求められるケースもあるようです。
- アスベストが使用されている場合、どうしたらよいですか?
- 除去、封じ込め、囲い込み等の措置などが必要になるようです。
- エアコンを新規に設置するためにダクトの穴を開けるのですが、アスベストの事前調査は必要ですか?
- 始めに、工事対象となる建築物の着工・建設した日が、2006年(平成18年)9月1日以降であるかを確認するようです。着工・建設した日がそれより前の建築物に関しては、設計図書等で穴を開ける外壁等の材料に、アスベストが含まれているか否かを調査する必要があるようです。
愛研の基本情報
会社名 | 株式会社愛研 |
住所 | 〒463-0037愛知県名古屋市守山区天子田二丁目710番地 |
電話番号 | 052-771-2717 |
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引用元:https://kankyoukougai.jp/description/asbestos/
アスベスト調査専門業者のため、公平で精密な調査が魅力!
特定建築物石綿含有建材調査者の有資格者が在籍し、優れた設備により幅広い対応が持ち味です。