アスベスト含有建材とは?具体例と住宅・建物で使われる場所を解説

公開日:2026/07/15

アスベスト 住宅 建物建物の解体やリフォームの話をするときに、よく出てくるのがアスベストという言葉です。昔の建物には普通に使われていた材料ですが、今では健康への影響が問題となり、取り扱いに注意が必要なものになっています。本記事では、アスベスト含有建材とは何か、どのような特徴があるのか、そしてどこに使われているのかを解説します。

アスベスト含有建材とは?

アスベスト含有建材とは、アスベスト(石綿)を一定量含んだ建築材料のことを指します。ここでは、その基本的な特徴と使われてきた背景を分かりやすく見ていきます。

アスベストはどんなものか

アスベストは、自然にできるとても細かい繊維のような鉱物です。目には見えにくいほど細く、空気中に舞いやすい性質があります。この特徴が、のちに健康被害の原因になることが分かりました。

しかし一方で、アスベストは建材として見るととても優れた性質をもっていました。火に強く、熱を通しにくく、音も伝わりにくいという特徴があり、しかも安く手に入る材料だったため、多くの建物で使われてきました。

なぜ広く使われたのか

アスベストが使われた理由はとてもシンプルで、便利で安かったからです。とくに建物がたくさん作られていた時代には、コストを下げながら安全性や性能を上げる材料として重宝されました。そのため、住宅だけでなく、学校、工場、ビルなど、さまざまな建物に使われるようになりました。

健康への影響と禁止

しかし、あとになって、アスベストの繊維を吸い込むと肺の病気やがんを引き起こす危険があることが分かりました。そのため、現在では製造も使用も禁止されています。ただし、昔に建てられた建物のなかには、今でもアスベストを含んだ材料が残っている場合があります。

代表的なアスベスト含有建材の具体例一覧

アスベストは一種類の建材ではなく、いろいろな形で建物の中に使われていました。見た目だけでは分かりにくいものも多く、今でも古い建物の中に残っている場合があります。

屋根や外壁に使われた建材

代表的なのが、屋根や外壁に使われた板状の材料です。軽くて丈夫で雨や風にも強いため、住宅や倉庫の外装によく使われていました。とくに古いスレート屋根や外壁材にはアスベストが含まれている可能性があります。

室内の天井や壁の材料

建物のなかでは、天井の板や壁の下地として使われていることがありました。音を吸収する目的や火に強くする目的で使われていました。見た目は普通の板材と変わらないため、気づきにくいのが特徴です。

床材として使われたもの

昔の住宅や店舗では、ビニール製の床材にもアスベストが含まれていることがありました。床を丈夫にし、長持ちさせるために使われていましたが、現在は同じ用途の材料でも安全なものに変わっています。

設備まわりに使われた材料

建物のなかでもとくに注意が必要なのが、配管やボイラーなどの設備まわりです。熱を逃がさないための保温材やすき間をふさぐ部品にアスベストが使われていました。これらは目に見えない場所にあることが多く、解体時に発見されるケースがよくあります。

アスベスト含有箇所は住宅・建物のどこ?

アスベストは特別な場所だけでなく、建物のさまざまな部分に使われていました。そのため、古い建物では思っている以上に広い範囲で注意が必要になります。ここでは、建物のどこに使われていることが多いのかをわかりやすく説明します。

住宅に多い場所

一般の住宅では、屋根や外壁に使われている場合がよくあります。とくにスレート屋根や板のような外壁材には含まれていることがあります。

また、天井の板や壁の下地にも使われている場合があります。さらに、古い家では床のタイルに含まれていることもあり、見た目では気づきにくいのが特徴です。築年数が古いほど、使われている可能性が高くなります。

マンションやビルの場合

マンションやビルでは、住宅よりも使われる場所が広がります。鉄の柱や梁のまわりに、火を防ぐための材料として吹きつけられている場合があります。

また、天井の裏や機械室、エレベーターのまわりにも使われています。さらに、空調のダクトや配管のまわりにも断熱のために使われていることがあり、建物の中に広く点在しているのが特徴です。

工場や倉庫ではとくに多い

工場や倉庫では、高い温度に耐える必要があるため、アスベストの使用がとくに多くなっています。天井全体に吹きつけられている場合やボイラーや配管を守るための材料として使われている場合があります。また、煙突や大型の機械のまわりにも使われることがあり、建物全体に広がっているケースも見られます。

まとめ

アスベスト含有建材は、昔の建物に広く使われていた材料で、今も屋根や外壁、天井、床、設備まわりなどに残っている可能性があります。見た目では分かりにくいため、古い建物ほど注意が必要です。とくに、耐久性が求められる工場や倉庫では多くアスベストが使用されていました。また、一般住宅でも保温材や隙間をふさぐ際に使用されていたため、解体やリフォームの際は、事前の調査と分析でアスベストの有無を正しく確認することが大切です。現在は法律でも事前調査が求められており、専門機関による確認が欠かせません。安全に工事を進めるためには、正確な調査と適切な対応を行うことが重要です。

 

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イメージ
引用元:https://kankyoukougai.jp/description/asbestos/

引用元:http://www.cosmokankyoeisei.co.jp/works/asbestos.html

引用元:https://www.ttc-web.com/services/p775/

引用元:https://asbestos-nagoya.com/

引用元:https://www.chousabunseki.co.jp/
会社名 環境公害センターコスモ環境衛生コンサルタント東海技術センター太平産業アスベスト調査分析
特徴約50年にわたり、分析・測定・調査によって社会問題解決に取り組んでいる。自然環境問題以外にも、社会環境問題などに取り組み、環境リスク低減に貢献。「環境」「製品開発・品質」「土木・建築」の3つの分野のサービスに対応した、東海地域を中心に環境保全や製品品質管理をおこなう中核機関。ISO/IEC17025試験所認定分析室と連携し、スピーディーなアスベスト調査を実現。最新の機器を使用した検体分析だけではなく、JISA1481-1と電子顕微鏡のダブルチェックでアスベストを見逃さない検査を実施。
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