テクノ中部

公開日:2023/12/27 最終更新日:2024/04/08
テクノ中部

テクノ中部は愛知県名古屋市に本社を置く環境測定・分析に携わる企業です。事業を通してSDGsに貢献することを大切にしており、さまざまな取り組みに力を入れているのが魅力です。今回は、テクノ中部の特徴や魅力、アスベスト調査の流れやSDGsへの具体的な取り組み内容などについて詳しく解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

600名以上の技術者が在籍

テクノ中部は中部電力のグループ企業であり、環境関連事業や測定分析事業、原子力発電事業などに携わっているのが特徴です。常に新しい発想・技術に目を向けて、電力の安定した供給と自然環境を守ることに注力しています。以下では、テクノ中部の強みについて詳しく解説します。

中部電力グループの環境事業として活躍

中部電力グループにはさまざまな企業がありますが、中でもテクノ中部は環境事業を唯一手掛けている会社です。一口に環境事業といっても多様な調査・分析があり、テクノ中部がメインとしているのは空気や水の環境分析と陸上・水中の生き物に関する調査です。また、アスベスト調査をはじめとする測定や分析はもちろん、石炭灰の販売や環境学習支援、PCB分析、機器劣化診断などにも取り組んでいます。

有資格者が多数在籍している

テクノ中部には、博士号や技術士、環境計量士、環境アセスメント士、エネルギー管理士などのさまざまな資格を持つスタッフが在籍しています。高度な分野の専門資格を保有するスタッフは600名を超えており、ハイレベルなスキルでお客さんからの要望にもすぐに応えられるのが魅力です。

全事業を通してSDGsに貢献している

テクノ中部では、気候変動の緩和など、数多くの環境問題解決に向けて取り組んでいます。さらに、テクノ中部で働くスタッフ全員がSDGsについてしっかりと理解して業務に従事できるよう、毎年SDGsについてのカンファレンスを実施しているのも特徴です。また、学校や官公庁、企業とパートナーシップ協定を結ぶことで、SDGsへの取り組みをサポートし合っています。

アスベスト調査の流れ

アスベストは石綿とも呼ばれ、繊維が非常に繊細で熱や摩擦にも強い素材であることから、従来までは多くの建築物に使用されていました。しかし、アスベストに発がん性などの健康被害が確認されたことを受け、現在では製造や利用が全面的に禁止されています。

また、建築物の解体や改修にともなう工事を実施する際には、必ずアスベスト含有有無を調査するよう定められいます。テクノ中部では、工事前のアスベスト事前調査を依頼することが可能です。ここでは、アスベスト調査の流れについて詳しく解説します。

書面調査

まずは対象となる建築物の設計図などをチェックし、建築材料の種類や設置の日付などを確認します。アスベストを含む建材が利用されているかどうかは、専用のデータベースで建築材料を検索して判断することが可能です。

現地調査

現地調査では、書面調査で確認した設計図との相違がないかなどをチェックします。また、建築材料に印字されている製造番号などを細かく調べ、アスベスト含有の可能性があるかどうかを判断します。

分析調査

書面調査と現地調査を経てもアスベストの含有有無を判断できない場合には、実際に採取した現在の分析・測定調査で結果を明らかにすることが可能です。また、工事環境の分析として、大気中のアスベスト濃度の調査も実施できます。

持続可能な世界の実現を目指す

先述の通り、テクノ中部では全事業の取り組みを通して持続可能な世界の実現を目指すSDGsへの貢献を重視しています。具体的な取り組み例は以下の通りです。

洋上風力発電事業のサポート

漁業共生や環境調査、専門コンサルタントによる海上船の運行管理などの事業に力を入れることで、再生エネルギー確保として洋上風力発電事業に貢献しています。

環境DNA分析・遺伝子解析

テクノ中部では、環境DNA分析や遺伝子解析として、微小生物の痕跡から得た遺伝子の解析や希少種の生息状況調査なども可能です。地球環境の保全に貢献できるだけでなく、観光業や農林水産業などのさまざまな業種の発展を支えられる取り組みです。

ダイバーシティの推進

テクノ中部では、多様な人材がそれぞれの個性を活かして働けるよう、柔軟な勤務制度の採用や能力を発揮しやすい環境づくりに努めています。従業員全員が活躍できる職場を目指し、ワークライフバランスの実現にもこだわりながらダイバーシティを推進しています。

土壌汚染ソリューション

通常行われる土壌・水質汚染調査はもちろん、調査結果を受けた措置の計画やコンサルティング、モニタリングまでをすべて実施可能です。土壌汚染を次の世代に持ち越すことがないよう、ワンストップで質の高いサービスの提供にこだわっています。

まとめ

今回は、テクノ中部の特徴や魅力について詳しく解説しました。テクノ中部は愛知県にある環境分析機関であり、中部電力のグループ会社として唯一環境に関する事業を営んでいるのが特徴です。高度なスキルを持つ有資格者のスタッフは600名以上在籍しており、お客さんの要望にもスピーディーに応えられます。

また、アスベスト調査では建材のアスベスト含有有無を調べるほか、工事現場の大気中のアスベスト濃度を調べることも可能です。全事業を通してSDGsに貢献することも大切にしており、洋上風力発電のサポートや環境DNA分析などのさまざまな取り組みを行っているのも魅力となります。

【FAQ】よくある質問

  • 解体、改修工事を行う際は必ずアスベストの分析が必要なのでしょうか。
  • アスベスト使用の有無を確認する事前調査が必要なようです。
    解体、改修工事の受注者、自主施工者に事前調査(※)が義務付けられているようです。
    ※平成18年9月1日以降に新築工事に着手した建造物、又は改修増築工事に着手した箇所は対象外
  • アスベストはどこにどのようなものが使用されていますか。
  • アスベスト含有建材は、住宅や倉庫では外壁、屋根、軒裏等に成形板として、ビルや公共施設では梁・柱の耐火被覆、機械室等の天井・壁の吸音用等に吹付け材として使用されており、以下に大きく分類されるようです。

    ・鉄骨の耐火被覆材、機械室等の吸音・断熱材、屋根裏側や内壁などの結露防止材としての吹付け材
    ・鉄骨の柱、梁等の耐火被覆成形板
    ・天井等の吸音・断熱及び煙突の断熱としての断熱材
    ・天井・壁・床の下地、化粧用内装材、天井板、外装材、屋根材等の成形板
    ・その他、建材以外でも自動車のブレーキ、高圧電線の絶縁材、各種シーリング材等

  • 定性分析と定量分析の違いは何ですか。
  • 定性分析はアスベスト含有の有無を調べる分析、定量分析はアスベストの含有率を調べる分析になるようです。
  • 定性分析でアスベストが検出されたのですが、定量分析を行う必要はありますか。
  • 定性分析でアスベストが検出された場合、規制値の0.1%を超える可能性が非常に高いようです。アスベスト含有建材として適切に処理するのであれば、必ずしも定量分析を行う必要はないとされているようです。
    ただし、建材、製品を処分する際に処分業者から定量分析を求められるケースもあるようです。
  • アスベストが使用されている場合、どうしたらよいですか?
  • 除去、封じ込め、囲い込み等の措置などが必要になるようです。
  • エアコンを新規に設置するためにダクトの穴を開けるのですが、アスベストの事前調査は必要ですか?
  • 始めに、工事対象となる建築物の着工・建設した日が、2006年(平成18年)9月1日以降であるかを確認するようです。着工・建設した日がそれより前の建築物に関しては、設計図書等で穴を開ける外壁等の材料に、アスベストが含まれているか否かを調査する必要があるようです。

テクノ中部の基本情報

会社名株式会社テクノ中部
住所〒455-8512 愛知県名古屋市港区大江町3番12
電話番号052-614-7171
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環境公害センター

環境公害センターの画像 引用元:https://kankyoukougai.jp/description/asbestos/

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愛知県のアスベスト調査・分析業者比較表

イメージ
引用元:https://kankyoukougai.jp/description/asbestos/

引用元:http://www.cosmokankyoeisei.co.jp/works/asbestos.html

引用元:https://www.ttc-web.com/services/p775/

引用元:https://asbestos-nagoya.com/

引用元:https://www.chousabunseki.co.jp/
会社名 環境公害センターコスモ環境衛生コンサルタント東海技術センター太平産業アスベスト調査分析
特徴約50年にわたり、分析・測定・調査によって社会問題解決に取り組んでいる。自然環境問題以外にも、社会環境問題などに取り組み、環境リスク低減に貢献。「環境」「製品開発・品質」「土木・建築」の3つの分野のサービスに対応した、東海地域を中心に環境保全や製品品質管理をおこなう中核機関。ISO/IEC17025試験所認定分析室と連携し、スピーディーなアスベスト調査を実現。最新の機器を使用した検体分析だけではなく、JISA1481-1と電子顕微鏡のダブルチェックでアスベストを見逃さない検査を実施。
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